あみちゃん、ママになる。

ママになって数ヶ月のときにはじめた育児中心BLOGです♡*

親業〜子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方〜

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「親業」とはつまり、子育てのことである。それをあえて親業としたのは、従来の子育てのなかでは、「子供がいかに育つか」と、子供のほうにばかり重点がおかれていたのに対し、本書では、「子供が育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点を当てて子育てを見直すところに、ひとつの大きな特徴があるからである。

という書き出しで始まる本書。

「誰でも親になれる。でも良い親になるのは難しい。」

と続く。

 

2月の半ばから読みはじめた親業。

大学時代から読もう読もうと思って読みたいリストに入ってた一冊。

今このタイミングで読んだのには、訳があるよなあ、と神からのお告げてきなものを感じている今日この頃です。(大学時代に読んでてもよくわからなかったと思う。)

また何年かしたら違う視点で読んで刺激受けるかもなあ、とも思います。

だから、いつか子育てで困ったときのためにここに、びびっときた文章をながながと箇条書きにするよ。

親はもちろん、子どもに携わる職に就いている人はぜーひ読んでほしい1冊です。✊

◎人間は相手を心から受容する気持ちをもち、そのことを相手に伝えることができれば、相手をしっかりと助けることができる。自分との関係の中で相手が成長し、問題解決の能力を身につけ、精神的にも健康になり、創造的で、持っている可能性を最大限に伸ばすようにするには、相手をありのままで受容することが重要である。自分は今のままで相手に本当に受容されていると感じると、人はそこから動き出す自由を手にし、思いのままに自分の変身、成長を図り、能力を発揮する方法を考えられるようになる

◎子供に悪い子だと言い続ければ、子供はその通りに悪くなるものだ

◎受容のもたらす効果のなかでいちばん大切なのは、自分は愛されていると子供が思うその内的な感情である。他人をありのままの姿で受容することこそ真の愛の行為であり、受容されていると感じることは愛されていると感じることである。

◎子どもは皆その人生で落胆、焦り、苦痛などを味わう場面に出くわす(友達、兄弟姉妹、親、教師、周囲の環境、自分自身などの問題)。これを解決するのに他からの助力を得ることができる子どもは心理的、精神的にも健康を維持し、さらに力強く成長して自信を持ち続ける。そうでない子どもは情緒的な障害を示すようになる。

◎助ける側、つまり聞き手が、問題は相手の所有であることを認め、相手が自分で解決法を探すのをはじめから終わりまで許すことができなければならない。(子ども自身の内なる力を信じて)

◎子供がぐずぐず言ったりせがんだりしたら、親は慰めたり脅したりして直接的に泣くのをやめさせようとするのではなく、子供が感じているそのままを受容してやるべきことを学ばねばならない。子どもは、自分がいかに悲しい気持ちでいるかが、親にわかっているということを知りたいのだ

◎やっつけるメッセージは、子供の中で発達しつつある自分の考え方を破壊するような影響を与える。自分を非難するメッセージで攻撃されたら子供は、自分がよくない、悪い、無価値、怠け者、思慮がない、思いやりがない、ばか、無力、他人に認めてもらえないなどと考える様になる。やっつけるメッセージによって子供時代に形成された評価の低い自己概念は、生涯を通じてその子にハンディキャップを負わせるタネをまくようなものだ。

◎親の権威、権力を使って子どもになにかを強制してやらせようとするたびに、子供が自己規律(自分の内部に自己を指示する力を持ち、自主的に責任ある行動ができること)と自分に対する責任感を学ぶ機会を奪っていることになる

◎子供の言い分を認めることで、親が子供を信頼していることがはっきりと態度に出る。自分は信頼されていると感じると、子供もその信頼に値するような行動を取ろうとする。

◎親が第一法(親の権威、権力で子どもの言い分を説き伏せる手法)を使うと、子供が本当になんで困っているかを知る機会を失うことが多い。親が自分の考えた解決策に飛びつき、その解決策を押し付けるために権力を使うと、子供がそういう行動をするもともとの原因であるもっと深い感情を、表現しようとしなくなる。そこで、親は子供の根本的な問題に到達できず、したがって長い目で見た子供の成長、発達に十分に力を貸してやれない

◎第三法(親の意見と子どもの意見を話し合いで解決する手法)では、連鎖反応ともいうべき反応が次々と起こり、子供がある特定の行動をする原因の核心まで掘り下げて考えることができるようになる。

◎幼児に第三法を使うのが可能なばかりか、小さい時から第三法を使うことは大切である。早い時期に使い始めれば、それだけ早く子どもも他の人民主的な関係を持ち、他の人の欲求を尊重し、自分の欲求が尊重されれば、それが認識できるようになる

◎わたしメッセージを伝えること。「わたし」を主語にして伝えると敵意や反抗心が生まれにくい

◎やると約束したことはすぐやらなければいけないと、親が責任を持って子供に教えてやるべきか?親業訓練では、教えてやるべきではないと考える。親がいちいち気をつけるという面倒くささもさることながら、子供が依頼心を持ち続け自己規律、責任感などの発達が遅れてしまう。子供がやると約束したことを子供に言ってやることは、子供を甘やかすことになる。子供がまるで未熟で無責任であるかのように扱うことになる。責任の座を帰属すべき子供に直ちに移さない限り、子供はいつまで経っても未熟で無責任のままとなろう。

◎親が子供にも人権があることを忘れてしまう理由は、親が子供を所有するという、広く行き渡った考え方や態度にある。そして、親がその所有物の子供をこね回し、形を作り、心情を教え込み、修正し、コントロールし、洗脳するのは当然だと考える。子供に人権を認める、あるいは、剥奪することのできない自由を認めることは、子供を独自の人生、生活を持つ自分とは別の独立した一個の人間と見ることが前提となる。

◎今日の若者がおとなの社会の価値観を否定するひとつの大きな理由は、彼らは、大人は口にしながら自分では実行できないということを知っているからだと私は思う。

◎自分自身を一人の個人として受け入れる人は、他人に対しても同じように感じる可能性が高い。自分自身について許容できないことが多い人は、他人についても許容しにくい。

◎親自身の生活に満足と自尊心を生むものが少なく、他人が自分の子供をどう評価するかで満足が大きく左右される場合には、子供を受容しにくい。とくに、自分が悪い親に見えるような子供の行動を受容しない可能性が高い。この間接的自己受容に依存している親は、子供に、ある一定の行動をさせる必要がある。そして、自分の青写真から子供が外れようとすると決まって子供を受容せず、腹を立てるだろう。

◎受容的な親は、子供に、自分独自の人生のプログラムを喜んで作らせてやる。受容度に低い親は、子供に代わって、こどもの人生のプログラムを作ってやる必要を感じる。

◎子供がある特定のものになるように望んではいけません。ただ彼自身になることだけを望みなさい。

◎親が、自分の価値観や信条は正しい、と信じ込めば信じ込むほど、子供に(そしてふつう他人にも)それを押し付ける傾向がある。そういう親は、自分の価値観や信条から外れていると思える行動を受け入れにくい。

◎結婚相手との関係が不満足な親は、一般に自分の子供を受容しにくい。それは、本来なら結婚生活(夫婦の関係)にあるはずの喜びと満足を子供に求めるので、子供に対する要求が多くなり、その結果、子供を受容するのが難しくなる

◎自分がよく理解され、温かく受容されていると感じる、なんらかの意味で治療目的を持つ集団の雰囲気の中でお互いに開放的かつ正直に問題を話し合い、自分の気持ちを打ち明けられれば、その人は大きく変革できることを、現在、ほとんどの専門家が認めている

洋書独自の表現の難しさによるもののせいか、ただ内容が頭に入ってこないわたしの薄学のせいか、なかなか読み進めることが出来なかった当本、やーっと読めました。✊✊

そして今手元に置いてある本が面白いものだらけで、図書館に予約した本もたくさんあって、律くんのお昼寝タイム(わたしの読書タイム)がかなり楽しみになっている今日この頃です。

そう、わたしの読書大好き歴も妊婦時代からで、もっと昔から本好きであればよかったなあと思いながらせっせせっせと律くんに絵本を読んでいる次第でございます。